こんにちは。毎日暑い日が続いていますね。
京都は連日35度を超えていて、体感では40度ぐらいある・・・気がしています。焦げそう・・・。
そんな酷暑もわすれて、「はっ」とするような仏具を一つご紹介したいと思います。
拈華微笑(ねんげみしょう)
こちらは、蓮をモチーフにした如意(材:栃ノ木)です。
お客様から、「おまかせで」と言っていただき、贔屓にしている京仏師さんと相談しながら1年半をかけて制作しました。
ご注文頂いたお客様は、こだわりもセンスもある方ですので、社長はちょっと頭を抱えていたみたいですが・・・笑
仏師さんとお話しするうちにどんどん具体的なデザイン案が出てきて、とても刺激的で楽しい仕事だったようです。
繊細で美術品のような、でも、仏具はあくまでも道具なので、使用に問題のない強度を持たせて・・・今までに見たこともない美しい如意を目指して1年半。
仕上ったものを見た時は、拈華微笑の周りだけ数千年前から時間が止まっているかのような、
でも瑞々しさも感じるという不思議な感覚になりました。
「はっ」と息をのむうつくしさとはこのことかーーーー!!!と。
かえるさんもいます。
とっても繊細に見えますが、野球のバットのようにブンブン振り回しても大丈夫だそうです。
まさか、振り回しませんけどね、、。でも、それぐらいの強度もあるんだそうです。
当たり前のように決まった形がある仏具ですが、お客様のおかげで唯一無二の物を作らせて頂く事が出来ました。
これからも美濃角は「うつくしい仏具」をテーマに様々な創作仏具を作ってみたいなぁと思っています。